う印良品 活用マニュアル
高齢/介護マニュアル うさぎと人間、一緒に暮す時間が長いとあうんの呼吸というかとてもいい関係になってきます。のんびりとひなたぼっこしながら楽しく長生きしてほしいものです。
5才くらいを過ぎるとたいていの子はどこかに不具合が生じます。人間でも同じことですね。多く発生するものは次のようなものが挙げられます。 ●歯 ●目 ●おしり ●胃腸 ●足腰 ●骨粗しょう症 ●毛 皮膚 ●子宮 ●腫瘍ガン膿瘍 ●呼吸器 ●体重体型 人間もそうであるようにうさぎにも個体によって大きな差があります。もともと元気であった子でも急激に足腰が衰えたり、ずっと歯がよくないのにそのまんま長く生きていく子もいます。これはある意味運命とも言えるでしょう。
5才くらいを境としてうさぎは高齢期にはいると言えます。しかしその進行は個々に大きく異なります。さまざまな不調はいずれはでるのですが、それを未然に少なくすることはできます。このへんが飼い主さんの役目と言えるでしょう。
おしりの汚れ おしりを上げられないためにシッコやフンがくっつきます。シッコで毛が抜けて皮膚が炎症をおこしてしまいます。そのままにしておくと、皮膚がびらんして悪臭を放つようになります。シッコや軟便がくっつかないようにするにはケージの中でおしりがあたる部分は金網、腹から前は敷物を当てて体を支えやすくします。おしりの下が金網なら、シッコもフンもくっつくことなく下に落ち、皮膚がただれません。ケージの床にくっついたフンとシッコはこまめにワイヤーブラシでこすり落すようにしましょう。毛にこびりついたシッコやフンはぬるま湯でシャンプーすることで落します。シャンプーは皮膚の弱いうさぎ用の低刺激のものにします。毛に汚れがこびりついてハゲて炎症をおこしたときは毛をカットしてシャンプーします。とくにひどい場合以外は薬を塗らなくても治癒できることもあります。 ケージの中の座らせ方 下半身に力がはいらないと、左右に体が倒れてしまいます。左右に巻いたタオルなどをおいて安定させてやってください。胸と前足の当たる部分には床にペットシーツまたはキルトマットなどを敷いてやります。えさ入れも水入れも低い位置にとりつけてやります。上半身を持ち上げられないため高い位置まで顔をあげることがつらくなってしまうからです。 食事 ペレットを食べるなら、栄養状態は保てます。ペレットを食べる量が2割以上減少してきたら、アルファルファ牧草、水をかけてふやかしたペレット、パン、小切りにした野菜などを与えます。にんじんやりんごをすって与えてもいいでしょう。すりおろしのベビーフードも有効です。歯がかむことができるうちはフードは固いまま与えます。水を飲む量が減ってきたら強制的に飲ませます。病院で処方される胃腸機能促進剤も有効です。 栄養補給 全体的な食べる量が3割程度減ってきた場合、栄養補給をします。基本は飲むヨーグルト10cc程度。これに胃腸薬のミヤリサン、栄養剤のMCNを混ぜてシリンジで強制的に飲ませます。具合がよくなるとわかると、自分で飲むようになります。食べる量の減り具合に合わせてこれを増加していきます。ミックス野菜ジュースを1/3混ぜてもいいでしょう。病院さんで出されるクリティカルケアと呼ぶ粉の栄養剤は、うさぎは食べないのでムリしないで上記の栄養補給か新しく発売したうさぎの流動食がいいでしょう。足腰が弱った場合、これにさらに、関節改善剤の関節げんき君を混ぜます。涙や膿瘍がある場合はさらに、リジャーブも混ぜて与えると健康維持がしやすくなります。
強制給餌 床に向こう向きに座らせて、おしりをりょうひざで軽くはさみ、左手で顔を少し上向きに保持して、右手のシリンジを口のサイドから、突っ込んで流し込みます。仰向けにだっこして飲ませてもいいですが、大量に流し込むと鼻を詰まらせることもあります。
おしりの洗浄 ひとりでやる場合は、洗面器にぬるま湯を1/4程度いれ、左手で上半身を支えて縁に乗せ、下半身を湯のなかにつけます。右手でおしり、おまたなどを軽くこすって汚れを落します。ふたりでやる場合はひとりが保持、ひとりが洗い役になるといいでしょう。お湯のなかにうるおいシャンプーを溶かします。これで皮膚の洗浄消毒をします。すすぎはぬるま湯でじっくりとシャンプーを落すようにします。洗い終わったら毛の水分をぬぐいとって、バスタオルにあげて、水気を拭き取ります。最後にドライヤーで軽く乾かしましょう。フケがでているなら、薬用洗浄剤のふけ用薬用シャンプーを使います。最初はおどろいて暴れますが、何度かやるうちに慣れておとなしく洗わせてくれるようになります。
運動 高齢になると多くはまず後ろ足が弱ってきます。後ろ足が弱ると、走るときに後ろに蹴る力がなくなってきます。ひきずるようになるのです。これが進行すると足腰全体に力がはいらなくなり、走れなくなってしまいます。走れないことはうさぎにとってとても大きなストレスになります。うさぎは前足だけでは運動することはできません。両手で下半身をささえて持ち上げ、軽く前に進むように歩かせましょう。1回1メートルくらいで何度か往復すると、前の手で歩くこつを覚えます。少しでも体を動かすことはストレスの防止にも役立ちます。後足をひきずって動ける場合は、若い仲間をいっしょに遊ばせるといいでしょう。異性だと必死になって追いかけます。これでとてもよい運動になるのです。 毛づくろい 後ろ足が弱って立てなくなると毛づくろいができなくなります。かゆくてもかくことができなくなってしまうのです。毛づくろいしたくてもできないために、口が届く部分だけを集中的になめたり、毛を抜いてしまうこともあります。このため、全身をスリッカーブラシで軽くブラッシングしてやります。ウエットティッシュで全身をこすってやることもいいでしょう。顔や首うしろ、背中など毛づくろいできないためにフケやカビが発生しやすくなります。最も効果的なものはシャンプー。体全体をしっかりと指の先で自分の頭を洗うようにこすります。顔を洗うときは目、耳、鼻にかからないように注意しましょう。 高齢うさぎと長く暮している方はどちらかと言うとおおらかな方が多いようです。もちろんその子の運命的なものが最も左右するのでしょうが、飼い主さんの強くてポジティブな心はうさぎにも影響するようです。 ●元気長命幸せうさぎのための10か条 → 介護は飼い主さんにとって大変手間と時間のかかるもの。 1 高齢用フード
しかし、高齢になると歯や目がわるくなったり、後ろ足が弱って立てなくなったり、寝たきりになったり、病気に対する抵抗力もなくなり、おしりやおまたの皮膚がびらんしてしまうこともあります。食事や運動においても問題が発生してきます。
できるだけ快適に少しでも長く暮させてあげるために、長生きと介護のやり方を参考にしていただきたいと思います。
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前歯がなんともなくても奥歯に異常が発生しやすくなります。多くは一部の歯がいびつになったり曲がったり欠けたりして、それにより口の中をキズつけることで食べられなくなるという症状がでます。これが進行するとキズから化膿して膿がたまるのです。この膿瘍は皮膚の外に飛出す場合と、中にたまることで眼底などを押し出す場合もあります。さらに奥歯の上部にある涙管が炎症をおこして涙がひどくなることが多いのです。
涙がでて食事を食べなくなるときは奥歯の不整を疑うことも必要です。白い涙は涙管の炎症が進んでいるために出ると言えます。このため奥歯の治療をしないと涙はとまらないことも多いです。放置していると目のまわりの毛が抜けてしまったり、眼底に膿がたまってしまうこともあります。
フンやシッコをぱらぱらとあちこちにするようになります。おしりがうまく上がらなくなってシッコをびっちょりくっつけることも。汚れがひどいときはシャンプーするかカットするようにします。
年とってくると歯が弱ることもあって、胃腸の働きや消化能力も低下してきます。フンが常に小さくなったり黒くなったりした場合、動物用ミヤリサンやベストアピターなどの整腸剤を使用します。また、運動量と食べる量も減り、代謝、抵抗力なども衰えます。
関節、骨ともに弱ります。関節の軟骨がすりへってくると関節炎がでて、歩いたり跳ねたりできなくなってしまいます。動かなくなることで筋肉が落ちてさらに立てなくなってしまうのです。特にオスに多くでますがメスにもでます。治療には関節炎治療剤やコラーゲン、リジャーブを使用します。下半身が動かなくなると寝たきり状態になってしまいます。
カルシウムの吸収消化力が低下するために骨と歯がもろくなってしまいます。治療は薬ではなくヨーグルトが適しています。
代謝再生力が低下しフケがでたり、抜け毛がひどくなってハゲたりします。特に首の後ろ、おしりまわりに出やすいです。ひどい場合は薬用シャンプーによる薬浴や皮膚炎治療薬で対処しましょう。
一般的には3才過ぎたころからメスの子宮病が増える傾向があります。最も顕著な症状は出血。結石や膀胱炎と混同することもあります。レントゲンを撮ると腫れが発見されたり、手で子宮部を触ると腫れていることがわかる場合もあります。すべてのメスが子宮の病気になるという俗説はウソ。まったくなにもなく長生きする子も多い。出血したからと言って即摘出手術というのも考え物。内科治療で対処している先生も多い。摘出手術は多くの副作用をともないます。4才くらいを過ぎたら定期的に検査を受けることもいいようです。
奥歯、目、生殖器、肺、リンパ、子宮、卵巣、デュラップ、皮膚などに腫瘍やガンができることが多くなります。人間でも同様の傾向があります。腫瘍やガンが即命にかかわることは少なく、放置して進行して転移してしまった場合なくなることもあります。切除だけではなく内科治療により存命させるケースも多くなっています。抗がん剤としては、うさファンではリジャーブやうさフェリンEX、他にはアガリスク、などが使用されます。
抵抗力がなくなることによってスナッフルから肺炎に進行するケースもあります。
年とってくると、オスは一般的には痩せやすく、メスは太りやすいと言えるでしょう。去勢避妊手術した子はどちらも太りやすくなります。
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1 べたべたしすぎずルールを持った生活をさせる
2 体調のチェックを怠らず不調をみつけたら早目に対処する
3 食、健康、しつけなど節度のある暮しを心がける
4 モノペットではなく生ある生き物として尊敬を持って接する
5 他人のうわさ話に左右されず自分なりの育て方をする
6 よく声をかけたり話しをする
7 遊び運動など適度なルールを持たせる
8 信頼できる病院をもつ
9 ネットや書籍、知識情報だけを鵜呑みにしないで自分なりの判断をもつ
10 飼い主さんが明るくポジティブな考え方をもつ
でも、めげないで、明るく元気に接してやりましょう。
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2 良消化フード
3 整腸剤 ベストアピターなど
4 胃腸薬 ミヤリサンなど
5 免疫改善剤 リジャーブなど
6 関節炎 関節元気くんなど
7 消化促進薬 ぼびのんなど
8 ふけくりん フケ症の改善
9 うるおいシャンプー おしりの汚れ洗い
10 うさぎのじゅうたん
11 おざぶ3枚セット
12 ヒーター
13 ヨーグルト 市販品
14 やわらか牧草
15 ビタミネン
16 うさフレッちゅ
17 前歯カットニッパー
18 T型ブラシ 床掃除用
19 高齢用ケージ すべらない床アミ
20 床マット
22 低トイレ
23 流動食 うさぎのリキッドフードなど
24 かゆみとりスプレー
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